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2006年10月 8日 (日)

大阪での再会その2

翌日、二人で近くの大阪城を見物しました。足が痛いフランソアと、昨夜興奮のあまりなかなか寝付けなかった私と、共にコンディションは最悪でしたが、とにかく何か少しは観光らしいこともしなけりゃ、と思ったのでした。

勢い込んでいろいろ聞き出そうとした昨日より、ふらふら歩いて思いつくままに会話している今日のほうが、案外本音トーク満載で、楽しかったです。

「大阪で電車の中、遍路の格好を見て笑う人がいたよ。」「そうだと思うわ。大阪では珍しいもの。」そういえば、普通は遍路が終わると、遍路支度をといて、帰途に着くそうです。そんなことも、フランソアに話すのを忘れていたな、と思う次第。日本人なら、言わなくてもわかることも、きちんと伝えなかった私のせい。

「温泉で、R(私の名前)に習ったとおり、まずかけ湯して、全身をよく洗ってから中に入った。けど日本人達、さっとかけ湯だけして入っちゃった。後から出て洗ったりしてた。どうしてだろう?」「どうしてかしらね。」何かその人達の弁明をする気にもなれず...

「本当にすばらしい景色だった、険しい山道も、海も、いつも空海と一緒だった。」

「空海や、僕の前にこの同じ道を歩いた大勢の遍路の先輩達が導いてくれた。」

「それからここに(と自分の胸を指し)、いつもRが一緒に居た。」

ありがとう。でも、実際に歩いたのはフランソア、あなたです。あなたの経験はあくまであなた一人のもの。私は只、毎日歩いているあなたを想像して、心配したり連絡がくるとほっとしたり、今頃はこの辺かなと地図を見たり、勝手にあなたの歩き遍路に自分をダブらせて、どきどきしていました。

そしてもう一つ、ありがとう、とってもきれいな作品写真を送ってくれて。あなたの素直な感動が、まっすぐに伝わってくる写真です。

昼頃、気温は高くなり、フランソアの足は耐え難く痛くなり、預けていたホテルの荷物を取って、次の目的地、関西空港の近くの日根野まで移動するのに、初めて駅までタクシーを拾いました。フランソアはやや観光客モードに移行しつつあり、お土産の心配。崇高な意識の(?)お遍路さんも、畢竟は人の子。孫達に葉書を出すのだと、うちわの形のカードを探していました。

お遍路さんといえば、お接待。みかんのお接待を受けたり、おにぎりを頂いたり。善根宿(無料で泊まれる宿)には、1回だけ泊まり、同じく無料で泊めてくれるお寺さんが2箇所あったそうです。最近は善根宿もめっきり少なくなったらしいのです。

割りに多いのは、車に乗せてあげましょう、と言うお接待。元気溌剌の時は困るけど、へとへとになっている時声をかけてもらえると、本当に地獄に仏という気持ちらしいです。宿の場所を尋ねると、そこまで案内してくれたり、電話をかけてくれたり、迎えに来てくれたり。

そしてこの日の夜は、最高にゴージャスなお接待を、日根野の友人夫妻に受けました。おいしいお酒と中華料理、英会話も弾んで、すばらしい日本最後のディナーとなりました。Sさんご夫妻、ありがとうございました。

明日はいよいよ関西空港でさよならする日。長くなってきたので、またにします。

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